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違法な長時間残業で企業名公表 行政指導の段階で初めて (2016年5月23日)

 厚生労働省は、千葉市にある棚卸し業務の代行会社の複数の営業所で違法な長時間の残業があったとして、この会社の名前を公表しました。長時間労働を防ぐため、厚生労働省が行政指導の段階で企業名を公表することを去年、決めてから企業名が公表されたのは初めてです。

 厚生労働省によりますと、この会社は、従業員のうち63人が、違法に月100時間を超える残業をさせられていたということです。厚生労働省は、この会社の4つの営業所でこの1年間に4回是正勧告を行ったということで、違法な長時間労働が繰り返されていると判断し、19日に企業名の公表に踏み切りました。厚生労働省は昨年、長時間労働を防ぐ対策として、全国に展開する大手企業について、行政指導の段階で企業名を公表することを決めましたが、企業名が公表されたのは今回が初めてです。
この企業、4回の是正勧告を全て無視したとか・・・不名誉な形で社名が公表されたとはいえ、自業自得といえます。


定年後再雇用、同じ業務で賃金格差は違法 (2016年5月16日)

 定年退職後に横浜市の運送会社に再雇用された嘱託社員のトラック運転手3人が、正社員との賃金格差の是正を求めた訴訟で、東京地裁は5月13日、業務内容が同じなのに賃金が異なるのは不合理であるとして、請求通り正社員との賃金の差額計約400万円を支払うよう運送会社に命じました。
労働者の言い分ももちろん理解できますが、そもそも、年金受給年齢の引き上げを理由に、受給に至るまでの間の労働者の生活保障を企業に丸投げしたのは国の方です。ゆえに賃金に関しては企業の負担も鑑み、減額もやむなし・・・とされたはずですが。
 雇用継続給付制度を活用を促すなど、国も積極的に企業側に周知すべきだと思います。


三菱自、従業員の休業手当で賃金80%を提案 (2016年5月16日)

三菱自動車が、燃費データ不正問題の影響で自宅待機している水島製作所(岡山県)の従業員約1300人に対し、5月は平均賃金の80%超の休業手当を支払う案を労働組合に提示していることが10日、分かりました。


介護職員の精神疾患、労災申請5年で倍 (2016年5月10日)

 仕事が原因でうつ病などの精神疾患を発症したとして、労災を申請した介護職員が2014年度までの5年間で2倍以上に増えたことが分かりました。 認定された人も3倍に増加し、業種別の順位もトップなどに上昇しています。
うつ病などの精神疾患の労災は、認定基準に基づいて仕事の負荷との因果関係を判断。長時間の残業や仕事内容・量の大きな変化、休日のない長期の連続勤務、パワハラやセクハラなどがあった場合にストレスの程度を評価し、強いストレスがあれば認定されます。

 厚労省は個別の認定事例を公表していませんが、介護に関しても長時間の残業や不規則な交代制勤務などが認定の理由になったとみられます。
 人間なので、不規則な生活やホルモンバランスが乱れれば、それだけ身体に負荷がかかるのは当然です。まして、人の命にも関わる尊い仕事だけに尚更といえるでしょう。
 国には事業所の管理体制だけでなく、幅広いセーフティネットの構築を求めたいところです。


大阪市、宿直仮眠中の未払い賃金1.5億円 支払いへ (2016年5月10日)

大阪市は25日、非常勤の宿直職員の仮眠時間を労働時間に算入していなかったとして、過去2年間分の賃金約1億5千万円を市内24区役所の担当職員に支払うと発表しました。3月に労働基準監督署から是正勧告があり、市が調査していました。